榊舞

神楽のはじめにあたって榊舞の霊力をもって、東南西北・中央と関係者を祓い清める巫舞(かんなぎまい)（神主舞）。（２０分）

出演：舞手＝坂川敏明　太鼓＝山室茂幸

岩戸開き

天の岩屋戸にとじこもった天照大神(あまてらすおおかみ)を呼びもどそうと諸神が談義。天鈿女(あめうずめ)の命(みこと)が乱舞するのを大神がいぶかしがって岩戸を少し開けたところを、手力男(たぢからお)の命(みこと)が強力をもって引き開ける。大神をあらためて仰ぎまつることで、一件が落着。（５０分）

出演：思兼の命＝妹尾賢治　天児屋根の命＝藤原輝明

　　　天太玉の命＝三宅貫也　天鈿の命＝平井啓介　手力男の命＝赤木満夫

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解説「備中神楽の見どころ」講師：神崎宣武（３０分）

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大蛇退治

悪行をはたらき高天原(たかまがはら)（天上界）から地上に追われた素戔鳴(すさなお)の命(みこと)が奇稲田姫(くしいなだひめ)を救うために八俣(やまた)の大蛇を退治する神話にもとずく。ハイライトは、素戔鳴(すさなお)の命(みこと)と大蛇の戦いである。幕の内から大蛇が出現。酒樽の酒を飲み干して酔いつぶれてしまう。そこを素戔鳴(すさなお)の命(みこと)が切りつける。（７５分）

出演：素戔鳴(すさなお)の命(みこと)＝坂川敏明　足名姫＝三宅貫也　手名槌＝山室茂幸

　　　櫛稲田姫＝藤原輝明　松尾明神＝平井啓介　手伝人＝赤木満夫、

　　　妹尾賢治　大蛇＝三宅貫也、平井啓介

託宣

荒神の式年神楽にかぎって、神楽の終わりにあたって布舞や綱舞による託宣を行なう。一般の神楽で行なうのはふさわしくないことだが、今回は願主（「月の舞台」代表）を定めて特別な上演とする。（４０分）

出演：舞手＝妹尾賢治　太鼓＝藤原輝明